小林と過ごす日常

面白いと思う人には面白いらしいです。

とりあえず100円返してあげな

お疲れ様です。

小林です。

 

小林の友人のようなほぼ他人で関根という人がいます。

 

彼は生まれつきでしょうか、大変残念な仕上がりとなっています。

上手く「さ行」を発音する事が出来ません。

 

下記はそんな彼の遺した発言集です。

 

「コバ!」

関根「チョバ!」

「ソース取って!」

関根「しょ〜す取って!」

「しょうた、100円返して!」

関根「ひょうた、しゃくえん返して!」

 

わざとでしょうか、ふざけているのでしょうか、いいやいたって真面目なのでしょう。

 

さぞかし生き辛いこれまでの人生だった事でしょう。

 

小林と一部の友人たちはそんな彼の発音の中で1つの法則を見つけました。

 

「ソース取って」の「ソ」が「しょ」になるのであれば、
「しょうた」ではなくて「そうた」と呼べば「しょうた」になるのではないか?

 

わりとまどろっこくなってしまいましたが、実際に彼にやってもらう事にしました。

 

関根「なにしょれ、まぁいいや...。しょうた

 

最後の言葉を聞いた瞬間、小林は周りにいた友人の顔を合わせ、固く握手を交わしました。

 

我々の実験は成功をしたのです。1人の人間を救ったのであります。

 

関根は友人の名前を変える事により、彼は友人の本当の名前を言う事ができたのです。

友人は本当の名前を変える事で、本当の名前を呼んでもらう事ができたのです。

 

何を言っているのかそろそろ本当に分からなくなってきたのだここでお開きにします。

 

我々の心の中にまたしても発想の転換の志が芽生えた瞬間でした。

 

小林