甲子園とコーヒー
お疲れ様です。
小林です。
高校野球が始まりました。
高校野球で甲子園に出る事は、野球をやった事のある人間であれば、一度は憧れる夢です。
小林の高校は野球部が無かったので、その夢は散る前に消えました。
小林の叔父は高校生の時に念願叶い、甲子園に出場しました。
前にお話ししたおしっこの叔父さんとは別の叔父さんです。
県を制覇した叔父たちですが、全国レベルの壁は想像以上だったようで、初戦敗退となってしまいました。
叔父たちは、敗戦校の伝統である「甲子園の土の持ち帰り」をして、地元へと帰って行きました。
家に帰った叔父は「甲子園の土」を大事に瓶に移し替え、家族に見せる為に居間に飾っていました。
そんなある日の事。
叔父が居間へ行くと、無い。
「甲子園の土」が入った瓶が無い。
叔父は慌てて、僕の祖母に尋ねました。
「ねぇ、ここにあった瓶知らない?」
「あんただったの!まったく!」
「え、どうしたの?」
「瓶に入れてるから、コーヒーだと思ってパックに入れて飲んだら泥水じゃないの!殺す気?」
「....」
僕の祖母は「甲子園の土」をインスタントコーヒーの粉と勘違いして、飲んでしまったそうです。
祖母は多分コーヒーではないなと思いながらも、せっかく淹れたので一応飲んでみたとの事です。
小林の祖母はイカれています。
小林