ゴーストバスターズ
お疲れ様です。
小林です。
夏といえば怖い話。
今回は小林が体験した、本当にあった怖い話を話させて頂きます。
これは小林が2013年の夏に、山口県の国道をバイクで走っていた時の事。
夏に乗るバイクの気持ちよさに小林は上機嫌であった。
が、日も暮れると急に雨が降り出した。
夏とはいえ雨が降ると体温は奪われてしまう。
小林はブルブルと震えながら走行していた。
「どこか、どこかで休憩しよう...。」
そう思った小林は国道沿いにインドカレー屋を見つけたので入る事にした。
「イラー...サイヤセェ...」
店主がそう声を掛けるが客は自分だけ。
寂れた店内でとりあえず注文をした小林は
尿意を催し、トイレに入った。
電気をつけ小林は用を足そうとチャックを開けたが、
寒さ故に小林の股間は縮こまっていた。
余りにも縮んでいたので思わず
「うわっ、俺のチンコちっちゃ!www」
と言うとドアの閉まった大便器の方から
クスクス...と笑い声が聞こえてきた。
なんだ人がいたのか、恥ずかしい...。
そう思いながら用を済ましている小林は
ある事に気付いた。
「俺がトイレの電気をつけたんだよなぁ...?じゃあ、今中にいる人はずっと真っ暗闇の中にいたのか...?」
その事に気がつくと全身に鳥肌が立ち、
すぐにトイレから出てさっきとは違う意味で
震えていた。
が、注文したカレーが放つスパイスの匂いを
嗅ぐとそんな事も忘れて食事に夢中になった。
食事を終えた小林は心霊の恐怖よりも、
カレーと言う食べ物を考え産んだインドに対しての
感謝の気持ちでいっぱいになっていた。
スパイスが心霊現象に勝った瞬間である。
小林