部屋なき子
お疲れ様です。
小林です。
小林の部屋を紹介したいと思います。
いかがでしょう。
便利な部屋です。
玄関を開けた時の状態がこちら。
非常に異常に便利です。
〜事の成り行き〜
小林家は3LDKです。
家族は6人です。(父、母、兄、小林、弟、祖母)
1部屋目が父親
2部屋目が母と祖母
3部屋目が兄と弟
...あら不思議、小林の部屋がありませんでした。
そこで浮かんだのが下記の候補でした。
「洗面台の下辺り」
「ベランダ」
「玄関」
〜部屋の選定〜
「洗面台の下辺り」
→雑誌がふやけそう
→朝はドタバタしてそう
→×
「ベランダ」
→荷物が風で飛んでいくのは不便
→虫が嫌だ
→真冬は危ない
→×
「玄関」
→夜中に抜け出せる
→カーテンを付ければプチ個室
→電気が通っている
→🙆
こうして、小林は玄関を部屋にする事にしました。
〜エピソード〜
玄関での暮らしは皆さんが想像している以上に過酷なものです。
〜エピソード1〜
基本的にドア側を頭にして寝るのですが、
真冬は玄関からの冷気を感じます。
大雪の日には、朝起きたら玄関に毛髪が
凍ってくっついている事がありました。
なので、基本的に冬場に寝る時はニットキャップを着用します。
オシャレでも、ストリート系を目指している訳でもありません、完全に身を守る為の装備なのです。
〜エピソード2〜
また「部屋」は狭い為に176cmの小林が
寝るには窮屈すぎるスペースです。
なので、寝る時は自然とお腹の中の赤ちゃんの
ポーズで寝ています。
出張で大きなベッドで寝ている時も、
朝起きたらこのポーズで寝ているので
もう完全に体に染みついていると思われます。
〜エピソード3〜
ある時は後輩2人がCDを借りるので家に来る事になりました。
「部屋で話すか」
そう言う小林の言葉を受けて、
彼らは玄関で靴を脱いで家にあがる想像をしていたのでしょう。
しかし、現実は違いました。
結果的に数時間、このスペースに大の男3人が
敷き詰めあって音楽の話に花を咲かせました。
話は非常に盛り上がりました。
3人とも顔を赤くしていました。
今思えば、密集空間で話しているうちに
軽い酸欠状態のようなものになっていたのかもしれません。
後輩が帰ろうと玄関を開けると、
二酸化炭素が凝縮された不快な部屋に
心地よいマンションの風が吹き抜けました。
そうなのです。通気性は抜群なのです。
〜エピソード4〜
弟が○川急便でバイトをしていた時に、先輩に
「お前さぁ、どこ住んでんの?」
と聞かれたので小林家の住所を伝えたところ
「えっ!まさかお前...あの玄関を開けたら
部屋になってるとこに住んでんの!?」
と言われたそうです。
この近辺の○川急便の人の間でも有名になっているそうです。
無理もありません。
○川急便の配達の人からすれば
ドアを開けたらそこはもう部屋で
机を置いて椅子に座った男が
荷物を机に置いて印鑑を押して受け取る。
どこかの役所のようなやり取りを玄関で行っていたのですから。
〜現在は〜
そんな小林の部屋ですが、今年の6月から猫を
2匹飼っているので、
現在はうんちスペースとなっています。
気持ちよさそうに排便をしていますが、
そこは元々は小林の部屋だったのだという事を
彼らには知って頂きたいものです。
今は複数の段ボールに荷物を入れて生活をしている
小林